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磨かん共に

長野県総合教育センター 所長 宮崎 潤

 このたびは、長野県総合教育センターのサイトにアクセスしてくださり誠にありがとうございます。
 当センターは昭和40年に設立された「長野県教育センター」を母体に、「長野県産業教育センター」との統合等を経て、南北に長い長野県のほぼ中央、北アルプスを一望する塩尻市片丘の地に「長野県総合教育センター」として平成8年に設置され、今年4月で25周年を迎えました。主に本県教職員の研修や生徒実習の場、教育関連情報の発信、教育相談等の役割を担いながら今日に至っております。
 当センターにお越しいただいた教職員の皆様には、日々の学校での業務を離れて、仲間の受講者と一緒に、その時々の自分に必要な、関心が高いことを深く追究できる場として、また、生徒の皆さんには、当センターならではの先端設備や高度な技術を体験的に学ぶ場として、今後とも大いに活用していただければ幸いです。
 急速なAIの発達や、グローバル化、少子高齢化など、誰もが経験したことのない社会の到来が言われる中、その未来を生き抜いていく子どもたちは、これまでのように知識や技能を身につけることだけではなく、誰もが正解を持たない課題を解決していく力を身につけることが求められています。探究的、協働的でリアルな学びを、子どもたちとともに創造していかなければなりません。
 このために教育に携わる者も、知識の伝授者から、探究的な学びを巻き起こすファシリテーターとしての役割が課され、ICT機器利用などEdTechを活用した新たな学びの姿も取り入れなければなりません。幸せな未来を創造する教育の力を、どのように高めていくか。こうした問いには唯一絶対の解などありませんが、私たち自身がそうした学びを深めることが不可欠です。
 私たち長野県総合教育センターのスタッフも、正面ロータリーの碑に示された「磨かん共に」の思いを大事にしながら、長野県の子どもたちの成長と本県教育の発展に、しっかり貢献できるよう、ここに集う皆様とともに研鑽を積んでまいる所存です。どうかよろしくお願いします。

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